将来、
地域の
医療機関で
働くことを
目指し、
金沢大学医学部などに
進学する
学生が
県庁を
訪れ、
石川県珠洲市で
被災した
女子学生が「
将来は
石川県の
地域医療を
担う医師として
精いっぱい貢献します」と
宣誓しました。
石川県庁を訪れたのはこの春、金沢大学医学部と自治医科大学に入学する男女11人です。
石川県では、地域医療を担う医師を育てるため奨学金を貸与して、卒業後、一定期間県内の医療機関で働くと返済を免除する制度を設けています。
27日、入学を前に馳知事を訪問し、能登半島地震で被災し、珠洲市の飯田高校を卒業した大畠帆乃夏さんが「過酷な状況の中で全国から支援してくださる方や地域で頑張る人の姿を見てふるさとに貢献したいと強く思いました。将来は石川県の地域医療を担う医師として精いっぱい貢献します」と宣誓しました。
大畠さんは珠洲市の自宅が損壊したため、地震直後は、日中に自宅の片づけをしたあと、夜は車中泊の生活で懐中電灯を使うなどして勉強を続けたということです。
馳知事は「健康に気をつけて頑張ってください。将来の目標を達成できるよう引き続き応援します」と激励しました。
大畠さんは「18年間育ててもらった珠洲を離れるのはさみしいですが、新しい人々との出会いの中で頑張ります。将来、医師として戻るときには避難などで一時的に離れた珠洲の人たちも戻ってきていてほしい」と話しました。